根管治療の検査

根管治療の検査

根管治療の検査には、問診、視診、触診、打診、温度診、電子歯髄診、レントゲン診査、CT診査、咬合診などがあります。

問診

既往歴

  • 全身的既往歴
  • 歯科的既往歴

主訴

  • 痛み(鋭い痛み、鈍い痛み、激痛、自発痛、発作痛、持続痛、間歇痛、夜間痛、嚥下痛、咬合痛、冷水痛、温熱痛、拍動痛、放散痛、誘発痛など)
  • 腫脹(歯ぐきが腫れている、歯ぐきがぷくっと腫れている、歯ぐきに血豆ができる)
  • 出血(歯ぐきから血が出る、歯から出血する)
  • 排膿(膿が出る、膿の味がする、膿のにおいがする)
  • 歯の破折(歯が折れた、歯にひびがいっている)
  • 歯の動揺(歯がグラグラする、歯が浮いた感じがする)
  • 開口障害(口が開かない、口が閉じない)
  • 咀嚼障害(痛くて噛めない)
  • 発音障害(喋りづらい)
  • 審美的障害(歯の変色が気になる)
  • 口臭

など

視診

口腔外所見(お口の周りの状態)
口腔内所見(お口の中の状態)
患歯の所見(歯の状態)

触診

2014-10-14 15.09.50

口腔外所見(お口の周りの状態)
口腔内所見(お口の中の状態)
患歯の所見(歯の状態)

打診

2014-10-14 15.09.32 2014-10-14 15.09.39 垂直打診 水平打診

温度診

冷痛は、歯の表面に、チェアーから出る風を当てたり、氷を当てたり、綿花にクロロホルムを当て風を吹き付けたりして診査する。通常は冷痛は、歯の一過性の知覚過敏や、可逆性歯髄炎(回復する歯髄炎)として様子を見る。 温痛は、歯の表面に、温めたストッピング(通常、歯の神経の治療をした後に仮に、歯にあいた穴をふさいでおく時に用いられる材料)をあて、痛みを感じれは、本格的な歯髄炎が疑われ、歯の神経の治療が必要になることが多い。

電気歯髄診

2014-10-10 16.19.47 2014-10-10 16.20.51 電気歯髄診断器という、歯の歯面に器械を当て、微弱な電流を流し、歯の神経の生死を歯の神経の過敏状態チェックする。 通常、正常な隣在歯などと比較し、電気を流しても全く感じない場合は、歯髄壊死や歯髄壊疽、歯根嚢胞、などと診断でき、歯の神経の治療が必要となる。

レントゲン診査

130516(7)1   レントゲンは歯の根の病気の検査に欠くことのできない検査であり、また、この検査は術前の検査、診断だけでなく、術中、また、術後も治療の評価ににおいても、根管治療に関して、最も重要で、必要不可欠な検査です。 また、レントゲン検査も、最近では、レントゲンのデジタル化とコンピューター化が進み、より、正確に診断することが、可能になってきています。140517(31) 140517(32)   デジタル処理で、歯の神経や、歯の周辺組織の状態をより鮮明に診断できる

咬合診

プラスチックスティックや割りばしなどを噛んでもらい、痛みの状態など調べたり、歯のひび割れの有無を調べたりします。 また、咬合紙、咬合リボンと呼ばれるかみ合わせを調べる材料で、かみ合わせの異常を調べたりします。

CT診断

様々な医療機器が発達した今日では、それらの医療器材を用いることにより、より精密に、正確な、また、従来の画像診断では見えない疾患の状態を把握することが可能になってきました。 そのような中で、根管治療においても、CTによる検査は欠かすことのできない検査の一つになってきています。   a849  CTのデータをさらに、ボリュームレンダリング処理(3D画像処理)で診断 歯槽膿漏(歯周病)と歯の根の病衣が混在し、鼻腔底近くにまで及んでいる状態をよりリアルに把握でき、患者様にも理解してもらうことができる。 140924(15)140924(5)140924(10)

(クリックで拡大) 歯性上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)と、歯の根の病気をより精密に診断できる。 (レントゲン画像は、主に歯や骨などの硬組織を診断するもので、粘膜などの軟組織を診ることは難しいが、CTはMRIのように軟組織と硬組織を診ること可能なため。)

これらの根管治療に際しての、一般的な検査以外に、歯の根の病気が、単体で起きるものの場合と、虫歯、咬み合わせ、歯周病(歯槽膿漏)が複合的に関係して起きる場合の両方があるため、その原因、適切な治療法、術後管理、予防的な健康維持の面から考えて最適な検査を行うことが必要であると考えています。 これは、歯科の分野における人間ドックと思っていただいたらわかりやすいかと思います。 簡単な治療であれば、基本検査のみで治療が可能であると思われるかもしれませんが、歯科の分野でも様々な病気があり、また、全身への影響も密接にかかわることが多くあり、例え1本の歯の治療を行うだけであっても、きちんと検査診断をしてから行うことで、その治療をより、確実にしたり、完治させたり、再発や、将来に予測される問題を把握してもらったり、人間ドックと同じように、歯科治療も、きちんと検査を受けていただくことがお口の健康維持、管理に役立ちます。

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